【怖い話】トイレの男。

2階建ての一般家庭に住んでいましたが、
私の部屋は2階に在り、トイレは階段を下りた正面に在りました。

普段から何も気にせず入っていました。
いつもと変わらず私の部屋にいて、
トイレに行きたくなり階段を下りてトイレのドアを開けた瞬間でした。

こちらを向いて男性が立っていたのです。

この時の私の体の変化は今でも覚えています。
目と目が合い、一瞬でこの世の者でないことを悟りました。
体が動かなくなり、背中から冷たい汗が大量に流れ出すのが分かりました。

後に思ったのですが、幽霊に足が無いと言われますが、
足の方まで目を動かすことが出来なかったのです、
だから、足が無いように記憶してしまっていたのだと思います。

ほんの数秒の出来事だったのでしょう。