【怖い話】真夜中の台所

私が小学生時代に家族で住んでいた借家での出来事です。

ある日の夜中、大きな物音で突然目が覚めました。
台所から包丁で何かをまな板の上で切っている音がします。

人一倍怖がりな私は台所に見に行くことが出来ずに
布団をかぶったまま知らぬうちに寝てしまいました。

翌日もそのことが頭から離れずに居ました。
その日の夜中にまた同じ音で目が覚めました。
今度は布団から起き上がり、じっくりとその音を聞いていました。

やはり同じ音です。

母親がこんな時間に台所に居るわけがないので、
心霊現象だと思い、恐る恐る台所の方に近づこうとしたその時、
消えていた部屋のテレビが突然砂嵐になり、
ノイズ音が一気に大きくなり、
気が動転した私は急いでリモコンを探していたところ、
体が突然動かなくなりました。

必死に動かそうとしましたが動かず、
しばらくして動いたときには号泣していました。

その後その泣き声に驚いた両親が起きたようで、
私の元に来ました。

それからは何もありませんが物凄く怖い体験でした。