【怖い話】叫ぶ女

私自身が体験した話なのですが、
当時まだ中学生だった私は祖父母の家に遊びに来ていました

祖父母の家はかなり古く、
明かりも少し薄暗い灯りしかありません

それなのに結構広く、
ところどころの暗がりが当時怖かったと記憶しています

その日私は外にでて、庭でトカゲなどを観察して遊んでいました

庭も木々が生い茂っていて昼間でも薄暗いので少し怖いのですが、
生き物の宝庫で様々な生き物を取っていました

そんな時、大きな梅の木の近くに何かが見えたのです

それは梅の木より少し低い程度の女性で、背の高さは3メートルはありそうな感じでした
今でいう八尺様のイメージに少し近い感じでしたね

その女性は長くてドロドロの髪をだらんと前に足らし、
ボロボロの手で私を指さしました

そして「アアアアアアアアアアアアア!!」と飛んでもない叫び声をあげました

驚いた私は一目散に祖母の元へ走ったのですが、
辺り一帯に鳴り響くようなあの悲鳴を祖母は聞いていないというのです

どうやら私にだけ聞こえた悲鳴のようでした
その後特に何か影響があると言うことも再び見ることもなかったです