【怖い話】川の拾った石

家に、熱帯魚を飼っている水槽が在りました。

ある日、夫婦で旅行に出かけて河川敷にてある石を拾って来て、
水槽の中に飾って毎日眺めていました。

日に日に其の石に人の顔らしきものが浮かんできました。
日が経つにつれ顔らしき物がはっきりしてきたのです。
夜、寝て居ると、母が金縛りにあうようになりました。

内容は、水槽の方から声がしてくるのだそうです、
確か「助けて」と言っていたと記憶しています。

最初は、一月に一度くらいの割になっていた金縛りが、
段々短くなり週一、最後は、毎日金縛りになる様になりました。

この時の石の顔は誰が見ても顔に見えるのです。
此の頃には石に何か在るのはと気付いていました。
後にこの石を川に戻しに行きました。