【怖い話】飼いネコの死

昔実家でシャムネコを飼っていました。

とても気性が荒く、
家族全員になついていたのですが、
機嫌の悪いときはシャーっと威嚇されていました。

でも皆可愛がり、とても大切に一緒に過ごしていました。

私の母は動物嫌いで、
最初は猫に首輪をつけ繋いて飼っていたのですが、
ご飯を上げたり、主婦でしたので長く時間を過ごすことによって、
一番なつき、母も子供のように可愛がるようになっていました。

3年後、そのシャムネコは家から出てしまいました。
実家は田舎の国道の前。
交通量は少ないですが、それでも車は走っています。

雨の中、夕方出て行ってしまったようで、
母は食事の支度、皆は帰宅したところ。。
いつもの日常と思っていたのですが、
夜7時頃から、夏というのに母は寒気がすると言い、腰が痛いと。
普段病気もしない母が真っ青で寝込んでしまった翌朝、
そのシャムネコは雨の中、家の前で車にひかれ、
お腹から下がぐちゃっとなっていたそうです。

今でも家族皆、あの頃を思い出すと、
そのシャムネコが一番好きだった母に知らせたのではと思っています。
(翌朝母はケロッと治っていました。)