【赤マント】学校のトイレで「赤い紙いる?」と問いかける悪霊

2025年9月25日

学校のトイレにひそむ恐怖「赤マント」とは?

学校のトイレで囁かれる怖い噂の一つに、「赤い紙いる?」と問いかける悪霊、通称「赤マント」の話があります。この都市伝説は日本の学校怪談の中でも特に有名で、昭和初期から現代まで子どもたちの間で語り継がれてきました。

赤マントとは、赤いマントを羽織った怪人が学校のトイレや廊下に現れ、生徒に「赤いマントと青いマントどちらがいい?」と選択を迫る恐ろしい存在です。選んだ色によって異なる恐ろしい結末が待ち受けているとされ、学校のトイレが怖くなるきっかけになりました。

この話にはいくつかのバリエーションがあり、「赤い紙、青い紙」といった派生話も広まっています。これらはすべて子どもたちの想像力から生まれた怪談ながら、今なお多くの人を震え上がらせています。 ## 赤マントの起源と伝播

昭和10年代からの学校都市伝説

赤マントの話は、1930年代から40年代にかけて関西や東京周辺の学校で広まった都市伝説です。昭和10年代には大阪の小学校で「赤いマントを着た男が下駄箱に現れる」という噂があり、これが徐々に東京にも伝わりました。

特に1940年頃には、赤マントが吸血鬼のように描かれ、子どもたちを襲う物語として広く共有されていました。赤いマントに襲われた死体が街に転がっていたといった恐ろしい怪談も多くの子どもたちの間で流れました。

また、こういった話の背景には、社会的な動揺を狙った意図的な噂の流布も疑われていることが特徴的です。噂が広まった当時の政治的や社会状況も影響していたとも言われています。 ## 代表的なエピソード:「赤い紙、青い紙」都市伝説の詳細

怖すぎる選択肢の恐怖

「赤い紙、青い紙」は学校のトイレを舞台にした赤マント派生の怪談です。放課後の薄暗いトイレで、用を済ませた子どもがトイレットペーパーが無いことに気づきます。すると突然、

「赤い紙が欲しいか? 青い紙が欲しいか?」

という声が聞こえます。 「赤い紙」を選ぶと全身から血が噴き出し、死んでしまう
「青い紙」を選ぶと血液を全て抜かれて真っ青になり死ぬ

という恐ろしい末路が待っています。

この話は、学校のトイレでの恐怖感と「紙が無い」という日常の不安を結びつけており、子どもたちの心理に強く訴えかける怖さがあります。

体験談と怖さの拡散

ある女子生徒が実際にトイレで「赤いマントよこせー」と叫んだ後に悲鳴をあげて倒れ、その後背中にナイフが刺さっているのが見つかったという恐ろしい話もあります。これにより、そのトイレは「開かずの間」となり、ますます赤マント伝説にリアリティを持たせました。

こういった都市伝説は、友達同士の噂話や語り部の話として広がり、怖いもの好きの子どもたちにとっては絶好の肝試しテーマとなったのです。 ## なぜ学校のトイレ? 赤マントが選ばれた理由

学校のトイレは静かで薄暗く、子どもたちにとって日常の中でも怖さを感じやすい空間です。 監視が行き届かず、孤独になりやすい
薄暗く狭い空間のため、想像力が刺激されやすい
友達や先生の目がないことで恐怖が増幅する

これらの条件が赤マントの怪談とぴったり合致し、都市伝説が生まれやすい舞台となりました。

また、学校生活の中での「放課後のトイレ」という時間帯も重要で、皆が帰った後のひっそりとした空気が話の怪しさを際立たせています。 ## 赤マント伝説の心理的背景と現代の位置づけ

子どもたちの「怖い話」が持つ役割

赤マントのような都市伝説は、単に怖がらせるものではなく、人と人とのつながりや勇気、知恵を試すコミュニケーションの一種と考えられています。

怖い話を語り合ったり、試練的に挑んだりすることで、子どもたちは 友人関係を深める
恐怖心を共有し乗り越える経験をする
想像力や表現力を高める

といった心理的な成長を促すのです。

現代における赤マントと都市伝説の変化

ネットやSNSの発達により、赤マントの話も変化しています。 派生ストーリーが多数生まれ、YouTubeや漫画などで新たな展開を見せる
実際の体験談や怖い動画として投稿されることも増えている
それでも基本の「赤か青かの選択」というテーマは変わらず人気

こうした怪談文化は、恐怖をエンタメとして楽しむ現代の子どもや若者にとっても魅力的なコンテンツであり続けています。 ## まとめ:赤マントの怪談が語り継がれる理由

赤マントの物語は、単なる怖い話以上のものを秘めています。学校という日常の空間で、誰もがふと感じる「孤独」や「不安」を映し出し、選択という極限の状況を通じて人間の本能的な恐怖心を刺激するのです。

また、怪談として語り継がれることで、子どもたちの間に不思議な連帯感も生み出しています。こうした怖い話が廃れることなく伝えられるのは、恐怖という感情が時代を超えて人を惹きつける普遍的な力を持っているからにほかなりません。

学校のトイレで「赤い紙いる?」と聞かれたら、あなたはどちらを選びますか?その答えがあなたの運命を左右するかもしれません。

この怪談を語ることで、あなたもまた、怖い話ファンの一員となり、世代を超えた恐怖の伝統に触れることができるでしょう。